ゴキブリ対策は梅雨の時期が向いている?
不快害虫の代表格である、G=すなわち「ゴキブリ」。
ゴキブリは見た目の不快さもさることながら、菌やウイルスなどの病原菌を媒介する可能性もあり、衛生面からもしっかりと退治したいところです。
一年を通してゴキブリが最も活発に活動するのは夏ですが、実はゴキブリを撃退する為には、春から「梅雨」の時期にかけての対策が重要ということをご存じでしょうか?
ここでは季節ごとのゴキブリの生態に触れながら、「梅雨」の時期にゴキブリが発生する理由や侵入箇所、更に「梅雨のゴキブリ対策」や有効な駆除方法などもご紹介します。
対策する前に敵(ゴキブリ)について知ろう!
たとえ不快でもまずは敵であるゴキブリについて知りましょう。
国内で家の周りに出没するゴキブリは、主に次の3種類です。どちらも雑食性で、サルモネラ菌や大腸菌などの病原菌を保有している可能性がありますので、十分注意が必要です。
※在来種のヤマトゴキブリはここでは割愛してます。
クロゴキブリ
体長:30~40ミリメートル/色:光沢のある黒褐色
ゴキブリといえば誰もが最初にイメージするのが、このクロゴキブリだと言うぐらい、とても一般的なゴキブリです。
日本にはかなり古くから定着したと考えられており、行動範囲が広く関東から九州地方でよく見かけますが、温暖化した現在では北海道でも生息が確認されています。
成虫は単独行動を好み、屋外と屋内を行ったり来たりして暮らしています。越冬すると2年近く生存することが特徴です。
またこのゴキブリの糞尿による汚染被害が、ゴキブリの中では一番大きいことがわかっています。
チャバネゴキブリ
体長:10~15ミリメートル /色:黄褐色
よくゴキブリの幼虫と誤解されている方もいますが、これが成虫です。名前こそ茶羽根ですが、実際には黄褐色のゴキブリでクロゴキブリよりやや小型です。
特に飲食店で多く見られるゴキブリです。チャバネゴキブリは夜行性で低温に弱いため、暖房設備のあるビルや飲食店の厨房などを好みます。寒さには弱いですが暖かくて水分の多い屋内であれば、日本中どこにでも生息が確認されていることが特徴でしょう。メスは1か月に一度30~40個の卵を産卵します。
ワモンゴキブリ
体長:30~40ミリメートル/色:光沢のある茶褐色
クロゴキブリよりやや大きな体は茶褐色で光沢があり、前胸背に淡黄褐色の環状紋(ワモン)があります。暖かい場所を好むため、温水が絶えず流れているような大型施設の汚水槽やマンホールなどに多くいるゴキブリです。主に関西から九州・沖縄を含む西日本を中心に生息しています。群れをつくる習性があるので、1匹見つけたら複数いると考えた方が無難です。
梅雨こそゴキブリ対策を!夏までにやるべきこと
ゴキブリは高温多湿な環境を好み、20度以上の環境が最適な生育温度とされており、中でも梅雨の時期にはゴキブリが発生しやすくなるといわれています。
ゴキブリの活動が最も活発化するのは、気温が25度以上になる夏です。そんな夏を目前にした梅雨の時期には気温や湿度が上昇し、雨がたくさん降るジメジメした環境で繁殖をする事が出来るので、ゴキブリにとっては活動するのに最適な状態と言えます。
ゴキブリは気温が暖かくなり、18度を超えた頃からより活発に動きはじめますので、本格的な夏がくる前、梅雨の時期にこそゴキブリ対策を行う事が必要があるのです。
更に言えば、梅雨入りする前の春の時点から、季節を問わず通年に渡りゴキブリ対策を行う事で、より効果的にゴキブリ駆除が出来ると考えます。
季節のゴキブリ対策については、以下のリンク先もご参照下さい。
夏がくる前に早めのゴキブリ対策を!
ゴキブリは梅雨や秋雨の時期のジメジメした暖かい季節が大好きなため、この時期のゴキブリは特に活発に活動します。
夏になると今まで見なかった数のゴキブリに遭遇する事があります。夏に最も活発になるゴキブリは、それまでにしっかりと対策をして出来るだけ夏の大量発生を防止する必要があるのです。
活動的になったゴキブリを阻止するためには、まずは外部からのゴキブリの侵入口をふさぐことが大切です。
ゴキブリは、とても細くてすばしっこいため少しのすき間からでも侵入してきます。侵入経路は「排水溝」「換気扇」「エアコンの配管」などが多いです。
不衛生なゴキブリは排水管を登って排水溝までたどり着き、室内に侵入してくることが特に多いため、洗面所や浴室など使わないときには排水溝にはフタをしておきましょう。
また、意外にも普通に窓から侵入してくることもあるため窓を開けるときは網戸を設置しましょう。網戸を設置することによってゴキブリだけではなく他の害虫の侵入も防止することができます。
より小さな虫の侵入も防止したい場合にはなるべく網目の細かいものにするのがおすすめです。
梅雨のゴキブリ対策
ゴキブリの侵入経路(隙間)を遮断する
ゴキブリはどこから入ってくるのか? 侵入経路を一言でいえば、「隙間」です。
隙間をすり抜けるのは彼らの得意とするところ。成虫であれば5mm以上の隙間、孵化して間もない幼虫であれば0.5mmの隙間でも侵入可能です。
季節に関わらずゴキブリは、僅かな隙間があれば簡単に侵入します。そのため、梅雨にゴキブリが侵入してきそうな侵入経路を把握し遮断する事でより確実に対策できます。
網戸をする(窓・扉など)
昨今では特に換気の為に、窓を開けっぱなしにしている事が多いかと思われます。
実はゴキブリが一番侵入しやすい場所とは、意外にも窓からです。窓が開いていれば、ゴキブリは堂々と侵入してきます。窓には確実に網戸を取り付けておくようにしましょう。
隙間テープを貼る(玄関・窓・網戸など)
隙間が出来ていてガタツキのある玄関や網戸には、隙間テープを使って対策します。玄関ドアにサッシに貼って、隙間を塞いでしまうのです。隙間テープはホームセンターや100円ショップ、通信販売などで購入できます。
玄関ドアなどの場合は、扉と郵便ポストが一体になっていると、その隙間を防ぐことは難しいので、メールボックスの中などにベイト剤を1個置いておくのも良いでしょう。
ただし、宇宙船のように密閉することは不可能ですし、ある程度の隙間がなければ、空気が循環しなくなって住み心地が悪くなってしまいます。隙間テープでふさいだところで、他の何処かしらの隙間からゴキブリは侵入してくることはあるので、油断は大敵です。
フィルターを活用する(換気扇・給排気口・通気口・ドレンホース)
実は、換気扇をはじめとする室外と接触している部分がゴキブリなどの害虫が入ってくる窓口となります。部屋の壁には、外とつながっている通気口が付いていることがあります。この通気口は、外とつながっていることで、ゴキブリの侵入箇所になっています。通気口の小さな隙間からでも簡単に入ってくるため、フィルターなどを取り付けて侵入防止措置を施しておくことをおすすめします。換気扇の隙間にもフィルターは有効です。
外に繋がっている換気扇や給排気口、通気口には、フィルターを付けましょう。この時に注意したいのが、フィルターの厚みです。フィルターが薄すぎると、ゴキブリが食い破ってしまう可能性があります。実際に、クロゴキブリは、薄手のダスター(レーヨン、ポリエスチル製)ならば食い破ります。できるだけ厚いタイプのフィルターを選びましょう。
ドレンホースに関しては、できるだけ目の細かい防虫網が最適です。ストッキングなどでも代用出来ます。装着時は、たるみをもたせて設置するのがポイントです。
なお、フィルターにホコリや汚れが詰まると、故障の原因になるので、定期的に交換しましょう。
ゴキブリの侵入し易い場所や対策については、以下のリンク先も合わせてご参照下さい。
ゴキブリを室内に近づけない
室内にゴキブリが発生する根本の原因とは、最初にゴキブリが何処か外部から侵入したからです。
そして室内に居るゴキブリが増える原因とは、ゴキブリがそこで卵を産むからです。
つまり、全てのゴキブリの発生原因は「ゴキブリが外部から侵入すること」に集約できるのです。
ゴキブリが室内に発生しているということは、既に侵入したゴキブリが内部で繁殖して巣があるという事が考えられます。
梅雨の時期にゴキブリを室内に近づけると、繁殖して巣を作られるリスクが拡大してしまいます。巣を作らせない為にも、まずはゴキブリを室内に近付けない様にする事が重要なのです。
食べ物をその場に放置しない
ゴキブリは匂いに敏感です。
ゴキブリたちが屋内を目指す最大の理由とは「水分と餌を求めて」です。彼らは、家の中から漏れる食べ物の匂いに誘われて侵入するのです。
ゴキブリは人間が食べる食品はもちろんのこと、ホコリや髪の毛まで何でも餌にしてしまいます。また食べ物の匂いだけではなく、水の匂いにも非常に敏感です。ゴキブリは、水のないところでは生きられないので、侵入したら必ず水のあるところか、餌のあるところへと向かいます。ゴキブリは、水と食べ物を得るためには無駄な動きはしないのです。
ゴキブリを近づけない為にも、室内に食べ物を放置しないようにしましょう。特に注意が必要なのは、野菜などを冷蔵庫ではなく常温でその場に置いている様な場合、ゴキブリを引き寄せる絶好の餌場となってしまっています。また、台所やシンクの中に食べ残しをそのままにしておく事も危険ですので、生ゴミなどはすぐに捨てて匂いが出ないようにしっかりとゴミ袋の口を縛ってからゴミステーションに出して部屋には置きっぱなしにしない事が大事です。
虫除けやハーブを置く
匂いに敏感だからこそ、ゴキブリの好きなものが入っている毒餌(ベイト剤)に引き寄せられるし、逆に嫌いな成分が入っている忌避剤にも反応します。
このようなゴキブリの性質を深く知っておくことが駆除対策には重要です。ゴキブリは、好物の匂いを嗅ぎつけて餌場にやってくる習性があります。その反面、嫌いな匂いもあります。それがハーブ系の匂いです。このハーブ系の匂いを発するものを玄関やベランダに置いておけば、ゴキブリは寄ってこないようです。この他にもミント、ユーカリ、ローズマリーなども匂いが苦手な為、植物として育てておくのもおすすめです。ただし、しっかり手入れにしないとコバエの発生源になるので注意しましょう。
また、ゴキブリはハッカの匂いが苦手な為、ハッカ油を使って拭き掃除をすることでゴキブリの侵入を防ぐことができます。ハッカ油やハーブでなくても、市販のゴキブリ用虫除け剤を使用するのもよいでしょう。ただし虫除け効果は限定的でしかも継続する必要がありますので注意が必要です。
観葉植物(植木鉢・プランター)を確認する
ゴキブリは植木鉢や土の部分も好みます。ゴキブリは、雑食で何でも餌にして食べると説明しましたが、植木の葉っぱも好むため部屋のなかに置いておくことは危険です。さらに、植木のなかにある土というのは、ゴキブリの産卵にとって最適な場所といわれています。肥料を餌にしてゴキブリや他の害虫が寄ってきてしまうこともありますので注意しましょう。
部屋のインテリアとして、観葉植物を置きたいとは思いますが、実はそれがゴキブリを寄せつけることになっているかもしれません。もし、部屋に植木を置きたいと考えているなら、ゴキブリが嫌うハーブ系のものにすることで、置いていても寄せつける心配がありません。
また、外に出していたプランターなどにもゴキブリが潜んでいるケースがあります。それらを屋内に入れる際には、念のため土の上や鉢の底、受け皿などを確認しておきましょう。
古いダンボールは廃棄する
「ゴキブリはダンボールや新聞にくっついてくるから気をつけて」と確かによく言われます。多くの荷物の出入りする飲食店や工場・病院などの施設においては特に注意が必要ですが、一般家庭ではそこまで神経質になる必要はないかも知れません。例えば、宅配便のダンボールには、小さな幼虫が入っている可能性はあるものの、成虫が入っている確率は低いとも考えられます。
とはいえ、外に置きっぱなしにしてある段ボールや発泡スチロールなどを家の中に入れる際には、一応ゴキブリがくっついていないかを確かめておきましょう
ダンボールのクッションの部分には小さな隙間があります。ゴキブリは5mmほどのダンボールの隙間によく潜んでいます。ダンボールは頑丈な上に保温性があり、ゴキブリにとっては最適な住処となります。この隙間はゴキブリの卵を産む場所に適していると言われています。外から運ばれたダンボールに卵がありその卵が孵化することもあります。
特にダンボールはゴキブリが冬の間に潜んだり、卵を生みつけたりします。引っ越しや宅配便のダンボールに卵が潜んだまま家の中に持ち込まれ、孵化してゴキブリが増えてしまうという事もよくあります。
「また使うかもしれないから」と古いダンボールを取っておいたりしないで、なるべくすぐに廃棄するようにしましょう。
殺虫剤を正しく活用してゴキブリを駆除をする
梅雨に発生したゴキブリを駆除する方法として、殺虫剤を正しく活用して駆除をする事が必要です。
市販されている殺虫剤には置き餌といわれる毒餌タイプ(ベイト剤)、目の前に出てきた時の為のスプレータイプやくん煙タイプの駆除剤などがあります。
殺虫剤は人体に有害で危険だというイメージをお持ちの方も多いかも知れませんが、正しく用法・用量を守れば、乳児や小さなお子様がいても安全に使えるものです。見るのも嫌なゴキブリとの遭遇を減らす為にも、殺虫剤を賢く生活に取り入れてみましょう。
毒餌タイプ(ベイト剤)による駆除対策
ゴキブリが好む場所に設置して食べさせることで駆除する毒餌タイプの駆除剤を、「ベイト剤」と呼びます。通称「ホウ酸団子」とも呼ばれているものです。この毒餌タイプのメリットは、ゴキブリを見ることなく駆除することができます。しかも、巣に居るゴキブリを一網打尽に駆除できる可能性もあります。
殺虫スプレーの様な速効性はありませんが、ベイト剤は、ゴキブリが発生しそうな場所に置いておくだけで直接退治する必要がありません。
毒餌をゴキブリが発生しそうな場所に設置しておくと、ゴキブリはそれが毒である事に気付かず、おいしい餌と思い食べてしまいます。そのままゴキブリは巣に戻る訳ですが、毒餌の成分が体内に回ることで、やがては死んでしまいます。
実はゴキブリは共食いをする習性があるため、死んだ仲間の死骸を食べてしまいます。すると、死骸を食べたゴキブリにも毒餌の成分がまわって死んでしまい、更にその死骸を別のゴキブリが食べるという具合に、巣に居るゴキブリは連鎖的に死滅していきます。これを「ドミノ効果」と言います。また毒餌はそれを食べたゴキブリの体内にある卵にも効果がある為、毒餌を食べたゴキブリが産んだ卵は死滅して孵化しません。この様に毒餌タイプ(ベイト剤)は巣の中にいるゴキブリも一網打尽にする事ができる為、一気に駆除したい方におすすめです。
デメリットとしては誤飲の恐れがある乳幼児や、犬や猫などの動物を飼育している環境では使用が難しいことと、死骸の始末をしなくてはいけないことでしょう。
プロのペストコントロール技術者がゴキブリ対策時にまずはじめに使用する主な薬剤は、このベイト剤が中心です。
もちろん市販のものではなく、プロ仕様の特別な「業務用ベイト剤」を用います。
業務用ベイト剤
ジェル状の薬剤です
プロ仕様のベイト剤ではありますが、その成分自体は、市販のものと比べてまったく異なるというわけではありません。
それよりも、ベイト剤を「どこに仕掛けるか」という点でプロと一般の方の違いは大きく出ます。ベイト剤は食べさせなければ効果がありません。市販のベイト剤を使って効果が出ないのは、薬が効かないというより、うまく食べさせることができていないことが原因であることが多いのです。
ペストコントロール技術者は、ゴキブリの習性を熟知しており、施設の構造などからその移動ルートを推測して、的確な場所に薬剤を設置することができます。
殺虫スプレー剤(エアゾール)による駆除対策
ゴキブリ対策で最もポピュラーなのが、市販の殺虫スプレー(エアゾール剤)による対処方法でしょう。スプレータイプの駆除剤は、ゴキブリと対峙した時にこそ威力を発揮します。現在では、さまざまな種類の駆除剤が出ていますので、より噴射力の強力なものを選ぶとよいでしょう。種類として、即死させるようなタイプや凍らせてしまうようなものなど様々です。
殺虫スプレーを使う時は自分に合うものを見つけるようにしましょう。尚、ゴキブリの死骸を見たくない方は剤泡殺虫剤がおすすめです。
気になる人体への影響ですが、今は人に無害な殺虫剤もたくさん出てきているので、ニーズにあった殺虫剤を選ぶとよいでしょう。ただし使用後は必ず換気を行うようにし、自分で危機管理の難しい乳幼児や動物を飼育している環境下では使用を控えた方が無難です。
殺虫スプレーをかけて、ゴキブリが弱ったら紙などで取り、水洗トイレに流して廃棄しましょう。
駆除したゴキブリはトイレに流すか、トイレに流すことができない場合は、ビニール袋などに入れてしっかりと封をして廃棄してください。
殺虫スプレー(エアゾール剤)は可燃性です
スプレー剤の多くは可燃性です。炎に向かって噴射しないでください。またストーブやガスコンロ、湯沸器など火気のそばで使わないで下さい。 車のフロントガラス周辺など40℃以上になるところや日光が直接あたるところには置かないようにしましょう。暖房器具(ファンヒーターなど)の周囲も温度が上がり破裂する危険がありますので置かないでください。また子供の手の届かないところに置いてください。長期保存する場合は直射日光を避け、できるだけ温度の高くないところで、缶のサビを防ぐために水まわりを避けるなど湿度の低い場所に保管してください。
ゴキブリはみつけたら、即座に駆除しなければどこかにすぐ逃げられてしまいます。そのため、いろいろな種類の製品を自宅に準備しておくことで、ゴキブリが発生したとき即座に対応することができるでしょう。
燻煙(くん煙)剤による駆除対策
一度に大量のゴキブリを退治したいとお考えの場合には、燻煙(くん煙)剤がおすすめです。
市販品ではいわゆる「バルサン」などが有名で、即効性が高く、煙が部屋全体の細かいところまで行き渡るので、わずかな隙間にいるゴキブリにも効果を発揮して、ゴキブリを一掃することができます。更に2~3週間後に再び使うことで、生き残った卵から孵化した幼虫まで駆除することができます。
燻煙剤を使用する時は家電などに布をかけたり、煙探知機や消火装置が誤作動しない様にスイッチを切っておいたり、室内を密閉状態にしておかないとゴキブリに逃げられてしまうなど、準備に手間がかかる上に施工中は室内に入れないので、長期間部屋を空けるタイミングなどで行うのがよいでしょう。
梅雨のゴキブリ対策における注意点
ここまで梅雨の時期に行うべきゴキブリ対策についてご紹介してきましたが、これらは主に室内への侵入対策と屋内で発生したゴキブリに対する対策についてでした。
ですが、この梅雨の時期は、建物の外に面した屋外部分や排水溝などで業者が行う薬剤散布などの駆除施工にはあまり向いていません。
業者が主に屋外で使用する水性乳剤や粉剤粒剤などの殺虫剤は、雨水で簡単に洗い流されてしまうためにせっかく処理してもその効果が長続きしないからです。
梅雨や台風シーズンなどの絶えず雨が降り下水が流れっぱなしになっている屋外での薬剤散布は行わず、梅雨の時期は避けて梅雨入り前か梅雨が開けてから施工するのが無難です。
事前に天気予報などを確認して薬剤散布の日に雨が降りそうな場合は、施工日を変更するなど臨機応変に対応してせっかくの薬剤散布が無駄にならない様に注意しましょう。
梅雨でなくてもゴキブリ対策は必要です!
もちろん梅雨の時期以外にもゴキブリ対策は必要です。
ゴキブリ対策は年間を通じたゴキブリ対策を!
ゴキブリの生態は一年間で繁殖期、活動期、停滞期という風に別れています。では、繁殖期や活動期にだけ対策すれば良いかというと、実は年間を通して対策しておく必要があるのです。
時期によってゴキブリ対策の方法は多少違ってきます。詳しくは以下のリンクを併せてご参照下さい。
ゴキブリの「完全な駆除」は実は難しい
ゴキブリにお悩みの方々は「ゴキブリを完全に駆除したい」と当然望まれていると思いますが、一口に「完全な駆除」と言っても、簡単には行かず中々に難しい場合も多いのです。
何故なら、たとえ目につく範囲にいるゴキブリを全て駆除しても、それは必ずしも完全な駆除とは言えないからです。
ゴキブリの繁殖力は凄まじく、ひとつの卵鞘から一度に数十匹も生まれて来ます。その為、部屋でゴキブリを見かけたら、もっとたくさん居ると考えられます。それら全てを駆除しなければ、完全な駆除とは呼べないのかもしれません。
そして、たとえ室内に発生したゴキブリを全て駆除出来たとしても、ゴキブリが居なくなる事はありません。
今はいなくても絶えず次のゴキブリが新しく侵入してくる可能性はあります。対策として侵入口を塞ぐにしても、侵入箇所を完全に封鎖する事は難しいかもしれません。ゴキブリは外部から入ってくることがほとんどです。ゴキブリを完全に駆除するには、外から室内へつながる地点を封鎖する必要がでてくるのですが、個人で行うには対策が困難な場所もあり、不十分になることも考えられます。
ゴキブリ駆除には専門的なノウハウが必要
またとにかく殺虫剤さえ使えば必ずゴキブリ駆除ができるというわけでもありません。
まず、目に見えているゴキブリが全てではありません。人前に姿を現すゴキブリは全体のほんの一部のことが多いため、見つけたゴキブリを駆除するだけでは足りないのです。
ゴキブリは暗い場所を好むため、普段は人目につかない場所にいます。こうした場所は狭い隙間など手の届かないようなところの場合がほとんどで、個人で駆除することは難しいでしょう。そもそも隠れているゴキブリを見つけること自体も困難です。
確実にゴキブリ駆除するためには「ゴキブリの巣がある場所」「ゴキブリが好んで食べる毒餌の分量・置く場所」など、十分に計算する必要があります。
その点、ゴキブリの生態に詳しいプロの業者であれば、事前の調査でゴキブリの発生源をある程度特定してくれます。また、ゴキブリの通り道などを分析し、効果的に毒餌(ベイト剤)などを設置することで、人目につかないゴキブリの駆除も可能になるのです。
専門知識を持った業者であればこそゴキブリの生態にも精通しており駆除のノウハウをわかっているので、効果的にゴキブリ対策ができるのです。
ゴキブリの完全な駆除を検討している方は、自分自身でおこなわずに、一度業者に依頼することをおすすめします。
梅雨の時期に行うゴキブリ対策についてご紹介しました
梅雨の時期にゴキブリが発生する一番の理由としては、高い湿気や暖かい気温がゴキブリの活動にとって最適な状態になってしまうことが挙げられます。ゴキブリはこの時期に繁殖をおこない、夏になると更に活発に行動をはじめます。そのため、梅雨にゴキブリを発見したときには、夏になる前に対策をしておくとよいでしょう。
対策方法としては、ゴキブリが侵入してきそうな場所の封鎖や毒餌の設置など様々ですが、「毒餌を配置するとむしろゴキブリが寄ってくるし、トラップに掛かったゴキブリを見るのも嫌だ」という方の場合にはゴキブリを寄せつけない様にゴキブリが嫌う匂いのするものを置いておくこともおすすめします。
ですがご自身で行う対策では完全な駆除は中々難しいといわれています。そんなときは、迷わず業者に依頼して的確な駆除対策をしてもらうとよいでしょう。
この時期にしっかりと対策を取れば、夏に大量のゴキブリと出会うリスクを減らすことができます。
※飲食店・スーパー・食料品店・商業施設・マンション・オフィスビルなどでは、毎年春と秋の年2回、害虫駆除の専門業者による定期的なゴキブリ駆除施工を行っている場合が多いです。
一番効果的に対策ができるのはいつごろか
ゴキブリは夏だけでなく、春や秋、さらに冬の間でも生息しています。たとえ建物にいなくても、いつ外から侵入してくるかわかりません。ゴキブリを定着させないためには、年間を通して管理し対策することが重要です。
ゴキブリの季節ごとの生態に応じた対策はこちら!
ゴキブリはどんなときも同じ行動をしているわけではなく、駆除対策するためには、その行動や生態を理解しておくことが大切です。
敵を知れば百戦危うからず!
ゴキブリの発生を効果的に防ぐためにも、ゴキブリの季節ごとの生態と、それに応じたもっとも効果的な対策のポイントをざっくりご紹介します。
《季節ごとのゴキブリの活動と季節別ゴキブリ対策ポイント》
季 節 |
春 | 夏 | 秋 | 冬 |
---|---|---|---|---|
幼虫が活動開始!! | 最も活発化!! | 冬に備える!! | 越冬する!! | |
ゴキブリの活動 |
まだ幼虫なので繁殖能力が無い。 繁殖前で個体数が少ない。 気温が20℃くらいに暖かくなると活動をスタート。 |
活動域が拡がる事で様々な場所に出現、発見遭遇し易くなる。 繁殖も旺盛に行われ、幼虫から成虫まで大増殖しドンドン増える!!! |
夏に増えたゴキブリの生き残りが繁殖しながら冬を越す為の住処を探し始める。 秋に生んだ卵か幼虫の状態で冬を迎える。 |
●クロゴキブリの場合 ベランダやダンボールの隅などで卵や幼虫の状態で越冬。 一般住宅では寒さで死んでしまう。主に24時間暖房のビルや飲食店、都心のマンションなどで越冬する。 |
対策ポイント と対処法 |
屋内へ侵入させない! 成長させない! |
見つけ次第徹底駆除!!! | 卵を産ませない! 生き残りをやっつける! |
翌年に持ち越さない! 隠れた越冬中の幼虫を駆除!! |
「待ち伏せ」「毒餌(ベイト)」式の殺虫剤を用いて、屋内への侵入を許さない! 成長する前に駆除して先手必勝!! |
ゴキブリに出くわしたら、ひるまずに即殺虫スプレー! 見つけ次第徹底駆除!!! |
越冬の為に卵を産み付けたり隠れられそうな住処を作らせない! 生き残った成虫や越冬準備中の幼虫を徹底駆除!! |
姿はほぼ見なくなるが、越冬中でじっとしている幼虫のピンポイント駆除チャンス! 隠れ家を見つけ出し、大掃除のついでに「くん煙タイプ」で徹底駆除!!! |
ゴキブリが発生しやすい時期と季節別の対策方法をご紹介いたしました
ゴキブリは人間を襲いませんが、ウイルスや菌などを媒介しているので衛生的に決してよくありません。その為、見つけたら必ず駆除するようにしてください。
1年を通じてのゴキブリの生態を知れば、適切に対策することにより、成虫の数を少なくすることが出来ます。
ゴキブリは夏が一番活発で繁殖する時期になります。その為、春や秋などから対策をしておくのがとても重要です。秋にはゴキブリが生息しにくい環境づくり、春には外からの侵入を許さない環境づくりに留意してください。
夏にゴキブリを見たくないなら、春と秋の対策が効果的。例えば、春は「待ち伏せタイプ」の殺虫剤で侵入を阻止。秋は卵や幼虫を越冬させないよう徹底駆除。季節に合わせた撃退法と、ゴキブリのエサになる生ゴミやすみ家になりやすいダンボールを放置しない、常に清潔しておく、侵入経路に毒エサを置くなど日頃からできる対策をしてください。日頃の対策で、ゴキブリは対策を効果的に行いましょう。
ゴキブリの発生を効果的に防ぐためにも、年間に渡って継続した対策をする事を心がけましょう。
それでも、ゴキブリと遭遇してしまう場合はプロの業者に依頼するのがおすすめです。
ゴキブリ駆除対策は1年を通して定期的かつ継続的に実施する必要があリます
ゴキブリ駆除対策でお困りなら神戸の太洋化工へお問い合わせください
ゴキブリなど害虫駆除に関するご相談は、神戸で1961年(昭和36年)に創業した太洋化工株式会社へお問い合わせください。
太洋化工は神戸市を拠点に兵庫県・大阪府・京都府など関西地域のあらゆる施設(商業施設、飲食店舗、スーパー、コンビニ、食品工場、貨物倉庫、物流センター、空港施設、ホテル、駅ビル、映画館、ゴルフ場、病院、老人ホーム、オフィスビルなど)で害虫駆除を行ってきました。
経験豊富な太洋化工株式会社のスタッフが、確かな技術と経験による安心・安全・確実な施工をいたします。神戸周辺地域からもお気軽にお問い合わせください。
太洋化工株式会社では、
IPM(Integrated Pest Management)=【総合防除】の理念に基づき、
お客様の状況や予算に合わせた各種防除施工サービスをご用意しております。
※「防除」と「駆除」やIPM=「総合防除」については各リンクを参照ください。
太洋化工のゴキブリ駆除対策
- 単にゴキブリを見かけた箇所へ駆除剤を施すだけでは、一時的な駆除はできても根本解決にはなりません。
- ゴキブリの発生をなくすためには、何よりも侵入源発生源を特定して取り除くことが必要です。
- 太洋化工株式会社はゴキブリの侵入源発生源を特定して、適切に駆除(=総合防除)を実施します。
- IPM=「総合的有害生物管理」に基づく生息調査(モニタリング)によって、ゴキブリの侵入源(侵入経路)や発生源(営巣箇所)を特定し、適切な方法でゴキブリ対策(=総合防除)を実施するのです。
- ゴキブリ対策で用いる防除施工には様々な方法がありますが、太洋化工株式会社はそれぞれの施設に適した安全な防除施工を実施します。
- 駆除剤による施工だけでも様々な種類があり、化学薬品に制限のあるオーガニック食品工場などで主に使用されている天然成分製剤を用いるなど、長年の経験に基づく様々な防除施工の実績があります。いずれも厚生労働省の承認を受けた医薬品及び医薬部外品を使用しており、安全性にも問題はありません。
ゴキブリ以外の害虫の発生リスクや衛生面への取り組み、施設改善のためのアドバイス・ご提案なども行います。
地域密着型の太洋化工株式会社だからこそできる「即連絡・即対応・即対策」をモットーに、何か問題があれば親身かつキメ細かい対応と対策をご提供いたします。
太洋化工株式会社は、
人間にとって不快であり被害が大きい困ったゴキブリを、
駆除し、退治し、対策し、「防除」します。
オフィスビルや飲食店舗など多くの人が集まる施設に必要である安全・安心な環境衛生対策、
総合的なゴキブリ防除施工
防虫管理施工=【総合防除】を行います!
太洋化工株式会社ではゴキブリ対策として、一時的な、あるいは年に数回といったゴキブリ駆除施工だけではなく、
定期的かつ継続的な衛生管理、防除を行う「年間管理防虫施工」を行っています。
ご契約頂いたお客様の物件に対し年間を通じて定期的かつ継続的な点検調査・環境的対策・施設改善提案・駆除・防除施工を行い、衛生管理のお手伝いを行います!
ゴキブリにお困りの方、ゴキブリの被害が心配な方、ゴキブリに出てきて欲しくない方は、ぜひ太洋化工にご相談ください!
太洋化工の防虫管理施工
主にゴキブリなど昆虫類を中心に防除します。
年間管理もしくは年数回など施工内容は契約により異なります。
件名 | 種別 | 基本料金 | 施工概要 |
---|---|---|---|
ゴキブリ防除・駆除施工 ※年間管理施工orスポット施工どちらにも対応致します。 |
定期点検調査 及び 適宜防除施工 |
月額/10,000円〜(※) ※物件規模や状態によって総額料金は異なります。 |
定期的に訪問して点検調査を行い調査結果に基づき適宜防除施工を行います。 |
総防除施工 (統一的な防除施工) |
1回分/30,000円~(※) ※物件規模や状態によって総額料金は異なります。 |
調査結果に基づき薬剤散布を含めた統一的な駆除施工を行います。 |
(※)あくまでも目安です。実際の施工費用を確定するには別途お見積が必要です。
(※)其々の施工物件の規模・状態によっても施工費用は異なります。
防虫管理施工の実施例
ゴキブリ防除・駆除施工例 (費用の一例)
例1:ゴキブリ防除(年間管理)某食料品店 施設1F 店内・外周部 (作業員1~2名)毎月/定期点検及び適宜防除施工/月額 13,800円
例2:ゴキブリ駆除 (年2回) 某老人介護施設 1F 共用部・厨房・トイレ・浴室等・外周部(作業員1~2名)年2回/6か月毎 1回分 25,800円
例3:ゴキブリ駆除 (スポット) 某飲食店(1〜2F) 店内及び厨房全域(作業員3~4名)/スポット施工1回分 39,600円
施工内容 : 毒餌剤(ベイト剤)設置・薬剤散布・薬剤空間噴霧(駆除時のみ)など、施工頻度は [1ヶ月毎・2ヶ月毎・6ヶ月毎・1年毎]よりお選び頂けます。
太洋化工の防虫防鼠(ぼうちゅうぼうそ)年間管理施工
ゴキブリなどの昆虫類とネズミなど指定された有害生物の防除を中心に年間管理致します。
件名 | 種別 | 基本料金 | 施工概要 |
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防虫防鼠年間管理施工 ※ゴキブリ等有害虫及びネズミ等有害獣類の防除を行います。 |
定期点検調査 及び 適宜防除施工 |
月額/13,000円〜(※) ※物件規模や状態によって総額料金は異なります。 |
定期的に訪問して点検調査を実施し、調査結果に基づき適宜防除施工を行います。 |
総防除施工 (統一的な防除施工) |
1回分/33,000円~(※) ※物件規模や状態によって総額料金は異なります。 |
定期点検調査の結果に基づき、薬剤散布を含めた統一的な防除施工を行います。 |
(※)あくまでも目安です。実際の施工費用を確定するには別途お見積が必要です。
(※)其々の施工物件の規模・状態によっても施工費用は異なります。
防虫防鼠年間管理施工例 (費用の一例)
例1:某食料品店 店内及び作業場全域(作業員1~2名)毎月/定期点検及び適宜防除施工/月額 13,000円
例2:某飲食店 (2F建て)店内及び厨房全域(作業員1〜2名)毎月/定期点検+年2回/総防除施工/月額 30,000円
例3:某総合病院 (6F建て全2棟) 建物共用部・外周(作業員2~4名)毎月/定期点検+年2回/総防除施工/月額 38,500円
例4:某食品工場 (4F建て)店内及び厨房全域(作業員2~4名)毎月/定期点検+飛翔虫モニタリング+年3回/総防除施工/月額 77,000円
例5:某大型商業施設(飲食店含む数十店舗)・共用部・外周部/全棟一括管理(作業員2~4名)毎月定期点検+総防除施工年4回/年額 1,298,000円
施工内容 : 生息調査(モニタリング)・毒餌剤(ベイト剤)設置・薬剤散布・空間噴霧(駆除時のみ)等、定期点検施工の頻度は [1ヶ月毎・2ヶ月毎・6ヶ月毎・1年毎] よりお選び頂けます。
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