特定外来生物「ヒアリ」について
平成29年(2017年)5月26日に兵庫県尼崎市において強い毒性を持つ南米原産の特定外来生物「ヒアリ」が国内で初めて確認されたことを受け、環境省、県・市は、同年6月16日に「ヒアリ」が付着していたコンテナが留置されていた地点周辺における緊急調査を実施したところ、当該コンテナが一時的に保管されていた神戸市ポートアイランドのコンテナヤードにおいて「ヒアリ」の個体が確認されました。
特定外来生物ヒアリに関する情報(環境省)
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/hiari.html
ヒアリ(別名・アカヒアリ、火蟻)
【生態:生息地など】
- 公園や農耕地などやや開けた場所に営巣する。
- 食性は雑食性で、節足動物、トカゲなどの小型脊椎動物、甘露、樹液、花蜜、種子など
- 極めて攻撃的で、節足動物のほか爬虫類、小型哺乳類をも集団で攻撃し、捕食することで知られる。
【形態:大きさや特徴】
- 体長2~6mm
- 主に赤茶色
- 体色は赤褐色、腹部が暗色
【原産地】
- 原産地は南アメリカ
【特定外来生物とは?】
外来生物のうち、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすものや、 及ぼすおそれがあるもののなかから外来生物法に基づき国が指定した生物。 飼養・運搬・保管・輸入・譲渡・放出等が規制されています。
【ヒアリによる被害】
- 刺されると、アルカロイド系の毒によって非常に激しい痛みを覚え、水疱状すいほうじょうに腫れる。
- 毒に対するアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を引き起こす場合があり、 北米だけでも年間で1500件(本種を含めた“fire ant”全体の件数)近く起こっている。
○刺された直後の対処
- 20~30分程度、安静にし、体調の変化がないか注意
- 症状が悪化しない場合には、ゆっくりと病院を受診
○症状が悪化する場合
- 一番近い病院を受診する(救急受け入れのある病院が望ましい。)。
- 「アリに刺されたこと」「アナフィラキシーの可能性があること」を伝え、すぐに治療してもらう。
ヒアリは、本来、南米中部に生息するアリです。
しかし、船や飛行機に積まれたコンテナや貨物にまぎれ込んで、1940年代頃からアメリカ合衆国やカリブ諸島に次々と侵入し、 2000年代には原産地から遠く離れたオーストラリア、ニュージーランド、中国、台湾でも発見されるようになりました。
日本へも、同じような経路で海外からやってきています。
ヒアリがいったん繁殖してしまうと、根絶はきわめて困難です。
ヒアリの定着した国々では、莫大な費用をかけて駆除を行っていますが、ニュージーランドを除いて根絶には至っていません。 ニュージーランドは、定着初期に徹底した対処を行ったため、唯一根絶に成功しています。
また、根絶後も再び侵入定着しないよう警戒を続けています。日本では、国が関係機関と連携して主要港湾等で定期的に侵入状況の調査を実施し、発見された際には緊急駆除とモニタリング(継続的な監視調査)を行っています。侵入を減らし、定着を阻止することが大切です。
調査用バグトラップによるヒアリモニタリング
太洋化工株式会社では平成29年6月に「ヒアリ」が神戸市ポートアイランドのコンテナヤードにて確認されて以来、 一般社団法人兵庫県ペストコントロール協会が神戸ポートアイランドと六甲アイランドで行っているヒアリモニタリング調査に参加しています。
太洋化工株式会社は、
公益社団法人 日本ペストコントロール協会
一般社団法人 兵庫県ペストコントロール協会
に所属する、PCO(ペストコントロール事業者)です。
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